英語学習にSitcom(シットコム)ドラマがおすすめな理由

英語学習の教材も学習法に関する書籍や記事も巷に溢れかえっていますが、アメリカの大学院に留学した筆者が、最も効果的とおすすめできるのは、ドラマをみることです。特にSitcom(シットコム:シチュエーションコメディーの略)と呼ばれるジャンルのものが圧倒的におすすめです。

この記事では、シットコムがなぜ英語学習に効果的なのかをお伝えしつつ、私の好きなシットコムをいくつかご紹介します。

 

1. 英語学習の目的

あなたの英語学習の目的は何でしょうか。

留学したい、ビジネスで英語が必要、外国人の友達がほしい、外国で生活したい、英語圏の文化を知りたい、など理由は人それぞれありますが、まずは

「日常会話を理解できるようになる」

というのが基礎になるのではないでしょうか。一人で学問的な文献や専門的なビジネス書が読めるだけで満足、というなら別ですが、留学にしろビジネスにしろ、社会的な活動・生活に日常会話の能力は必須だと思います。

日常会話ができなければ、同僚や友人と雑談などたわいないちょっとした会話ができないだけでなく、授業中や会議中、卑近な例に例えてプレゼンやディスカッションされている内容が理解できないということになります。

そして、「生きた英語」「使える英語」を学び、自分も使えるようになりたい、と考える方も多いのではないでしょうか。シットコムドラマは、そんなあなたに最適の教材であり、強力なツールなのです。

 

2. シットコムドラマが英語学習(日常会話)に最適な理由

(1)楽しみながら、だから、「継続」に向いている

語学の勉強は、継続が重要です。

一夜漬けで、テストはどうにかなるかもしれませんが、リアルな場面で英語を使えるような力を身につけようと思えば、残念ながら一夕一朝にというわけにはいきません。できれば毎日、継続的に英語に触れる時間が必要になります。

でも、毎日、英語を「勉強」する時間を作ろう、と思うとなかなか億劫になります。よほど高いモチベーションと根気がなければ、3日坊主、とは言わずとも途中で挫折してしまう方はかなり多いのではないでしょうか。

できれば頑張らずに、楽しみながら、英語が身につけばいいのに、と思いませんか?

ドラマであれば、自分の好きなドラマを見るだけなので、「勉強しなきゃ」というストレスからではなく、リラックスしながら、笑いながら、楽しみに見ることができます。これこそが「継続」に最も向いている理由です。苦にならないどころか、疲れて学校や仕事から戻った後の楽しみになるのです。「続けよう」と思わなくても、続けられてしまいます。

(2)シンプルで簡単だけど、すごく「使える」英語を学べる

単に、楽しめるという点だけなら、ジャンルはアクションでも、サスペンスでも、ホラーでもよさそうですが、日常で使える英語を学びたいなら、断然シットコムというジャンルをおすすめします。理由は、当たり前ですが、シットコムであれば、日常よくあるシチュエーションで、日常会話が詰め込まれているからです。

例えば、私はかの有名なアクション映画「ミッション・インポッシブル」のシリーズが大好きなのですが、劇中の会話は、国際的な犯罪とか、スパイとか、そういう内容なので、日常会話とはずいぶん違います。映画としてはもちろんとても面白いのですが、見せ場はアクションであり会話ではありません。もちろん劇中で会話している場面もたくさんありますが、そもそも使われている言葉が難しかったり、シチュエーションが「非日常」なので、フツーに使える英語ではなかったりします。知らない単語が出てきた時も、初見であれば、今何が起こっているのか、次に何が起こっているのか、予測しながら聴くのもほぼ不可能です。

その点、シットコムは、物語の舞台が「日常」なので、家とかカフェとかバーとか、そんな誰もがよく行く場所で、家族や友人と話す場面で、物語が構成されます。そうすると必然的に、シンプルで簡単でよく使われる単語が多くなります。中学校3年間で学んだ英語がかなりの頻度で出てくるので、自分の中で意味のある音として入ってきやすいです。

また、ある意味「ありきたり」な場を舞台にするので、当然、会話の面白さで物語が動き、会話こそが見せ場になります。まさに「使える英語」が学べるというわけです。

(3)予測しやすいから、話についていける

後述しますが、英語学習のためにシットコムを視聴するのであれば、英語音声・英語字幕で見ることをおすすめします。ただ、「それでは英語が分からなくて、話についていけない」と心配される方も多いでしょう。確かに、リーガルものとか、医療ものとか、専門用語がたくさん出てきそうなドラマであれば、理解するのは難しいでしょう。

だからこそ、シットコムをおすすめします。なぜなら、シットコムは日常よくあるシチュエーションを描いているので、使われている英語がシンプルなだけでなく、言葉が100%理解できなくても、映像を見ていれば、話の成り行きがなんとなく理解できるのです。

(4)その国の文化の中でTPOにあう言葉の使い方が学べる

「日本語では曖昧だけど、英語ではYes/Noをはっきり言う」

アメリカでは上司であってもファーストネームで呼ぶ」

アメリカでは、すぐに"I Love You"という」

こんなことを聞いたことがある、という方は多いのではないでしょうか。

実は、このまま信じて英語圏で生活すると、ミスコミュニケーションの危険が非常に高いです。100%間違っている、とまで言いませんが、時と場合によってかなりマズイ雰囲気になり得ます。

例えば、「Do you wanna come to my place tomorrow?(明日うちに来ない?)」と誘われて断るとき、いきなり「No」と言うのは非常に失礼だなと受け取られることが多いです。2年間アメリカで生活していた私は、この手の誘いに対してアメリカ人がいきなり「No」と回答するのを聞いたことがありません。普通は「ありがとう。でも明日は予定があって(難しい)。(Thanks, but I already have a plan for tomorrow.)」など、いったんお礼を言ってから、行けない理由を伝えます。そうです。このケースについては日本語と同じなのです。

一方、「上司をファーストネーム呼び」は、日本社会では珍しい部類に入ると思いますが、確かにアメリカ社会では普通に起こり得ます。ただし、ファーストネーム呼びするのは、あくまで相手との間に一定の関係値があるときです。例えば、毎日職場で顔を合わせている直属の上司であれば、ファーストネーム呼びするのは自然ですが、初対面の際は、通常「Mr. 〜苗字〜」で呼びます。よく知らない相手のことを初めからファーストネームで呼ぶことは基本的にありません

このように、語学ですから、当然、その国の社会・文脈の中でTPOに合わせた使い方をする必要があるわけですが、シットコムはそれを学ぶのに最適なのです。なぜなら、上記のような状況は、日常よくあるシチュエーションであり、シットコムではそういう場面が描かれる頻度が多いのです。物語を見ながら、どういうシチュエーションでどういう英語を使っているか、実に自然に理解することができるのです。

 

3.シットコムの見方

(1)音声は「英語」、字幕はオンで「英語」を選ぶ

言うまでもありませんが、「日本語吹き替え」で視聴しても英語学習にはなりませんので、当然、音声は英語を選択してください。

問題は字幕をどうするか、です。

はじめから字幕なしで理解できる方は、そう多くはありませんので、「いつか字幕なしで映画やドラマが見れるようになれたらな」という方が多いのではないでしょうか。

そんな方が、英語音声・字幕なしで見ると、「何を言ったのか」理解できないまま、どんどん話が進んでしまうことになります。前述の通り、シットコムは日常よくあるシチュエーションで物語展開されるので、なんと言っているかわからなくても、なんとなく物語についていくことはできるかもしれません。でも、それでは英語を流し聞きしているだけで、自分の中に意味のある音・言葉として入ってきませんので、英語学習になりません。

一方、英語音声・日本語字幕で視聴すると、今度は「日本語」の情報に頼りすぎてしまうので、耳が英語を理解することをサボってしまいがちです。聞き流しで英語が身につく、といった謳い文句はよく見ますが、私はその謳い文句には懐疑的です。例えば、フランス語を勉強したことない人がフランス映画を日本語字幕でたくさん見たとして、フランス語が意味ある言葉として聞き取れるようになるかといえば、難しいのではないでしょうか。

なので、おすすめは英語音声・英語字幕での視聴です。シットコムではシンプルで簡単な英語が多く使われるのですが、慣れていない日本人にとって、会話のスピードはとても早いので、ごくシンプルな英文でも聞き取るのが難しかったりします。英語字幕を見れば、「なんと言ったのか」が文字情報として入ってくるので、聞き取りやすくなります。

もちろん初めはそのスピードについて行くのは簡単ではありません。字幕を読み終わる前に、次の会話にうつってしまいます。ただし、先ほどもお話しした通り、シットコムは日常が舞台なので、それでもなんとなく話の流れは分かります。例えば、初めの頃は、「Hi」とか「I don't...」「Bye」とか、そんな単語しか文字と音とを一瞬で掴めないかもしれません。でも、見続けているうちに、そのスピードに耳も目も慣れてきて、少しずつ少しずつ、文字と音を一致させて理解できる部分が増えていきます。

(2)一言一句理解しようとしない

重要なのは一言一句、100%理解しようとしないことです。理由は、そうするとストレスになるからです。私も、留学を始めたばかりの頃、友人に薦められたシットコムのドラマを見始めたのはよいものの、「英語の勉強のために」と度々画面を一時停止して単語を調べたりしていました。でも、そうすると全然先に進まないから、面倒くさくなってしまい、だんだん楽しくなくなってきます。ここで見るのをやめてしまうと、英語に触れる時間がそれだけ減ってしまうのです。

とにかく楽しめることが継続の一番の鍵なので、私は途中から、分からない単語を調べるために一時停止したりするのをやめました。そうすると、はじめは理解できない部分が多いのですが、だんだん耳も目も慣れて、理解できるところが増えていき、話も面白いので、どんどん続きが見たくなっていきました。

つまり、面白い→毎日見る→英語に触れる時間が増える→どんどん理解できるようになる→もっと面白くなる、という好循環が生まれました。完璧を求めないことは、テストのためではなく使える英語を身につけたい方の語学学習において、とても重要なのです。

(3)ネットフリックスだと字幕の言語が選べる

英語音声・英語字幕、とお伝えしましたが、英語のドラマとか映画って、「日本語吹替(字幕なし)」か「英語音声・日本語字幕」しかないのでは?と思った方はいらっしゃるでしょうか。

ネットフリックスであれば、「音声」と「字幕」について、自分の好みで選ぶことができ、英語圏の作品を日本からネットフリックスで視聴する場合は、ほぼ確実に「英語音声・英語字幕」の選択が可能です。(最近、Amazon Primeでも一部作品で同様の機能があるようですし、他のプラットフォームでも同じことができるかもしれません。)

4.おすすめのシットコムドラマ

2021年11月現在、ネットフリックスで配信されているシットコムのドラマで、私が好きなものをいくつかご紹介します。

いずれも超有名なシリーズ作品なので、知っている方も多いかと思いますが、ご参考まで〜

いずれもネットフリックスで見れるので、見たことないな、という方は、ぜひちょっと見てみてください。

(1)Friends

超有名なシリーズ作品で、1話30分✖️1シーズンで25話程度✖️10シーズンで完結しています。大半が一話完結になっています。

1994年〜2004年に放送されたもので、少し古いですし、ファッションなんかは時代を感じますが、会話の内容が古くて使えないということは全くありません。

ニューヨークで暮らす、個性豊かな6人の男女がメインキャラクターなのですが、Friendsである彼らがカフェやアパートに集い、日々起きるコミカルなハプニング(恋愛、仕事、家族関係など)について、面白おかしく会話を繰り広げます。

あまり難しいことを考えず、安心してケラケラ笑えます。

ざっくりいうと、アラサーの6人それぞれが、日常生活の中でのいろんなハプニングを共有し、残りの5人のFrinedsが愛あるイジりで笑いに変えながら、支え合っていくというお話です。恋愛、仕事、家族関係などにおける悩みやハプニングが、普遍的で等身大なので、会話の中身に古臭さがあまりなく、とても身近に感じられます。

脚本も演技もユーモアに溢れていて、抜群に面白く、かつ「使える英語」がてんこ盛りなので、英語学習の教材としても最適です。

 

(2)How I Met Your Mother

こちらもシリーズ作品で、1話30分✖️1シーズンで25話程度✖️9シーズンで完結の、一話完結モノです。

2005年〜2014年に放送されたもので、ニューヨークに暮らす個性的な5人の男女がメインキャラクターなので、Friendsと共通部分も多く、比較されることも多い作品です。

タイトル通り、主人公の男性が運命の女性と出会って結婚するまでのことを、子供に語って聞かせる、というテイに一応なっていますが、9シーズンもあるので、もはやそこが主眼というよりは、5人の男女の友情や恋愛が描かれた作品になっています。

●真面目な恋愛をしたい人/ラフな恋愛を楽しむ人

●「キャリア>恋愛」な人/「恋愛>キャリア」な人

など、対照的なキャラを配置しながら、友人同士の彼らの日常に起こるハプニングをコミカルに描いています。難しいことは抜きで、ケラケラ笑えます。

ちなみに私は、アメリカ留学中、この作品を勧められて見始め、そのうちどんどんハマっていきました。結果的に、日常会話における英語力アップに、多大な貢献をしてくれた作品です。また、「I love you って付き合いはじめの頃は言わないんだな」とかそういう生活・文化面でもこの作品に教えられたことは多いです。この作品との出逢いに心から感謝しています。

 

 

(3)Modern Family

こちらもシリーズ作品で、1話30分✖️1シーズンで25話程度✖️11シーズンあります。2009年〜2020年に放送されたもので、留学中によく友人・知人に勧められた作品です。

両親と子3人の典型的な?家族とか、老いた夫と外国人妻とその連れ子とか、赤ちゃんを養子にしたゲイカップルとか、いろんなタイプの家族が出てきて、タイトル通り、現代的な家族のあり方が、コミカル(シニカル)に描かれています

私も見始めたばかりで、まだシーズン1を見ていますが、この作品は「心温まる、ほっこりストーリー」というよりは、日常生活でいろいろうまくいかないこと(何かの機械が故障したとか、子どもがスポーツ苦手、とかそういう類のこと)に登場人物たちが奮闘する様を、シニカルに笑える感じ描いています。

 

 

(4)Full House / Fuller House

同様に、1話30分(1話完結)✖️1シーズンで25話程度のシリーズ作品です。

Full Houseの方は、1987年〜1995年に放送された全8シーズンの作品です。

妻を亡くした3人の子を持つ30代の男性を助けるため、二人の友人が引っ越してきて、男三人で育児に奮闘する姿を、コミカルに描いた作品で、サンフランシスコが舞台になっています。

とても健全な(笑)内容なので、安心して笑えるし、コミカルでHeart Warmingな作品でほっこりできて、仕事で疲れて帰ってきてから見るのに、ちょうどいい感じです。上で紹介したModern Familyがシニカルな笑い中心なのに対して、このFull House / Fuller Houseは、男三人の子育て奮闘物語ではありますが、古き良き、ほっこりな家族のストーリーです。

私が子供の頃、NHKの教育テレビで放送されていたので、ちらっと見たことある方も多いかと思います。私も子供の頃テレビで見たことはあったのですが、その時は日本語吹き替えで見ていたので、何が面白いのかよく分かりませんでした。大人になって、英語が分かるようになって、英語でこの作品を見ると、登場人物たちの会話の面白さに虜になりました。出てくる子供たちも可愛らしいので、オススメです。

そして、このFull Houseの続編として、Fuller HouseNetflixで制作され、2016年〜2020

年の全5シーズンで完結しています。Full Houseは育てる側の男性3人が主人公だったのですが、そのFull Houseで育てられる側だった子供3人が大人になって、自分たちの子を同居して一緒に育てていくようなお話しになっています。

Full House/Fuller Houseには、いくつかのエピソードで日本が登場します。メインキャラクターの一人が歌手として日本に来たり、日本のアイドル(Sexy Zone)を好きになったり、日本で結婚式を挙げたり、と日本が何度か出てくるので、見ているこちらも少し嬉しくなったりします。

 

(5)Big Bang Theory

こちらも1話30分(1話完結)✖️1シーズンで25話程度✖️12シーズンで完結の、一話完結モノです。2007年〜2019年に放送されています。

4人のインテリ・オタク(男性)が、隣に引っ越してきた美女と織りなすコメディです。4人は世界的に有名なMIT(マサチューセツ工科大学)所属の科学者で、超優秀なのですが、超オタク。特にシェルドンという人物が、輪をかけて超変人で、頭が良すぎて常識ハズレにも程がある、という設定になっています。こんな奴とは友達にはなれないなと思いますが、ずっと見ていると、まぁなんだか憎めないというか、見てる分にはすごく面白い奴だな、という感じです。

超インテリ・超オタクが主人公なので、しばしばトリッキーなワードが使われ、他に紹介した4作品に比べると英語の難易度は高めです。が、お話としては面白いです。天才と●●は紙一重、とか言いますが、それが溢れているストーリーになっています。

 

 

というわけで、とりあえず5つのシリーズ作品をご紹介しました。

いずれも有名なシリーズ作品で、普通に楽しめますし、英語の勉強にもすごくオススメですので、ぜひお試しください。

 

Airbnb ー海外女子ひとり旅での利用

仕事の夏期休暇を利用して、ほぼ1年ぶりの日本脱出。今年は、ずっと行ってみたかったプラハ、ウィーン、そして友人を訪ねてブダペストに行ってきました。

各地での宿泊はAirbnbを利用。最近の海外旅行では、友人宅に泊まる場合を除いて、もっぱらAirbnbを使っています。

日本でも民泊の関連法が整備されて、ニュースになっていましたが、欧米の都市では物件も充実しており、個人的にはもはや割高なホテルを利用する理由があまり見出せなくなっています(理由は、後述の通り、安いのに十分快適だから!です)。

といっても、海外女子ひとり旅での利用には不安を感じる方もいらっしゃるかと思うので、実際に利用した身としてレポートしたいと思います。

 

 0. はじめに(宿泊先に求める条件)

 みなさんが旅行での宿泊先に求めるものは何でしょうか。人それぞれこだわりあるかと思いますが、共通するものとして、コスパは重要なポイントではないでしょうか。

 もちろん高級ホテルに泊まれば、ゴージャスなお部屋で気分も上がるし、何一つ不自由なく過ごせるかもしれません。しかし、ただでさえ、お金がかかる海外旅行。コストを抑えられるところはなるべく抑えていきたい、という考えの方も多いと思います。

 でも、ただ安ければよい、というわけにもいかなかったりします。やはり譲れないポイントがある方は多いですよね。私的に、そのポイントは以下の3点です。

①清潔で掃除が行き届いている

 部屋はもちろんのこと、水回りがキレイに掃除されているか、は海外旅行では特に結構ポイントだと思います。ホテルやホステルなどでも格安のところは、こうした最低限のクオリティが保証されているとも限りませんし、もはやAirbnbで一般の居住用アパートなどに泊まるとなると、なおさらしっかりチェックしたいポイントです。

 なお、旅行先にもよりますが、特に安宿に泊まる場合は、「お湯が出るか」ということもしっかりチェックした方がよいかもしれません。わたしは10年ほど前、ヨーロッパ各地を旅行していた際にホステルに泊まっていましたが、お湯が出ないところがあって、真冬の就寝前に凍えながらシャワーを浴びた記憶があります。。。

②安心・安全

 Airbnbなどの民泊では特に、個人宅などに宿泊することになるので、本当に安全なのかという点は、すごく気になりますよね。ホストはある程度信頼できる人なのか。宿泊中の自分の安全は確保できるのか、安心して眠れるのか。かなり重要なポイントです。

③ロケーション

 観光目的の旅行の場合、宿泊先が観光スポットから遠すぎると移動に時間もお金もかかるため、効率的とは言えません。

 やはり都市中心部は、観光スポットがまとまっていたり、交通の便もよいため、ロケーションとしては魅力的なのですが、その分、宿泊代が高めに設定されていたりします。

 中心部から少し離れた場所を選ぶ場合は、中心部への移動(地下鉄、バス、トラムなどの場合、中心部までの移動距離、移動時間、料金など)も考慮した方がよいでしょう。また、公共交通機関をメインの移動手段とする場合は、宿泊先と最寄り駅との距離もポイントです。

 

こうしたポイントを押さえている宿泊先をAirbnbでどうやって効率的に探すのか。

わたしの探し方をご紹介します!

※筆者はこれまでに、サンフランシスコ、シアトル、プラハ、ウィーン、ブダペスト、チェスキークロムルフ(チェコ)でAirbnbを利用して宿泊しています(全てひとりで利用)。  

 

1. Airbnbでの物件(宿泊先)の探し方:スーパーホスト

ズバリ結論から言います →「スーパーホスト」に絞って探すのがオススメです(特にAirbnb初心者の方)✨

www.airbnb.jp

 詳しくは上のリンク先読んでいただければ分かりますが、

 要は、過去の利用者からのレビュー評価が高くAirbnbホストとして相当の実績がある方が認定されています。

 Airbnbでの予約の際は、みなさんレビューを読んで決めることが多いと思いますが、スーパーホストから選ぶと、評価が高いホストの中から選べるので、効率的に探すことができます。

 今回、私は10日間の旅で4つの宿泊先に泊まりましたが、いずれもスーパーホストから選びました。やはり実績があり評価も高いだけあって、3つのポイント(①清潔で掃除が行き届いている、②安心・安全、③ロケーション)がしっかりクリアできていました。素朴な普通のお部屋だったりしますが、綺麗好きと言われる日本人から見ても十分にキレイで、寝心地もよく、騒がしさもなく、快適に過ごせました。

 今回、異なる宿泊先で共通して感じたのは、スーパーホストの場合、よい意味でホストすることに慣れているため、非常に安定感があり、安心できるということです。客を泊めるという意識があるので、旅行者が必要な情報を押さえていて、事前に明確に必要な説明がなされますし、アメニティ(シャンプーやドライヤーなど)もしっかり揃えてありました。

 

 今回の旅行先(特にブダペスト)は、物価が安めだったということもありますが、ホテルより随分安く、1泊3,500円〜宿泊できました。この値段で普通に快適に過ごせますので、かなりのお得感です。

チェコのチェスキークロムルフでは1泊7000円程度のところに泊まりましたが、これはAirbnbに掲載されていながらペンションで、部屋も広いし、ベッドも大きく、中心街のど真ん中にあるような物件でした。)

 

2. 言語の問題

Airbnbに限らず、海外旅行における様々な場面で言えることですが、添乗員ありのツアー利用や英語ができる友達と旅行するのではなく、ひとり旅をするからには、英語はほぼ必須かと思います。

やはり海外では日本語を喋る人も限られていますし、そもそも情報量が全く違います。

逆にいうと、各国の言語が喋れなくても、英語さえ理解できれば、都市部の観光は問題なく乗り切れることが多いです(旅行先によって、全く英語を喋る人がいないような国に行くと厳しいかもしれませんが)。看板なども英語併記の場合が多いですし、インターネットサイトなどでの情報収集も、観光先でのガイドなども、英語の案内がないことの方が珍しいかと思います。店員さんとのコミュニケーションも、英語さえ分かれば多くの場合乗り切れます。

というわけで、Airbnbの利用に際しても、海外での宿泊利用の場合は、英語(もしくは旅行先の第一言語)を使うことを前提に、お話しします。

 

3. 予約から当日まで:ホストとの連絡

 予約方法が説明されているサイトは他にもたくさんありますので、ここでは省略して、予約後〜現地到着までの利用方法を紹介します。

 予約ができたら、Airbnbサイト上でホストと連絡が取れる(メッセージできる)ようになります。予約する際に「観光で◯日間、その都市に行くきます。泊めてもらうの楽しみにしてます。」程度のメッセージを送っておけば、先方が知りたいこと(到着時間など)があれば聞いてくるので、それに返信する程度で基本的には大丈夫です。

必要に応じて連絡を取ればよいのですが、わたしの場合、主にこんなことを連絡しています。

①自分の到着時間、チェックイン時間

 自分が旅行先の都市に到着するのは何時頃か、そこから宿泊先に到着するのは何時頃の予定かを伝えます。

 例えば、都市到着が12時、チェックイン時間が17時〜だとすると、チェックイン時間まで間が空くことになります。今回のわたしの旅行では、このパターンが2回あったのですが、1つ目は到着が週末だったため、仕事が休みなのでいつでもチェックイン可能だと言われ、通常のチェックイン開始時間の前にチェックインできました。2つ目は、チェックイン時間まで、どこに荷物を預ければよいか相談し、手荷物預かり所みたいなところを紹介してもらいました(ちなみにブダペストで1時間1ユーロ)。

②チェックイン方法

 どうやって鍵を受け取り、建物内に入ればよいか、ということを確認しておく必要があります。予約成立時の予約情報のところに一般的なことは書いてあったりしますが、詳細は連絡を取り合った方がよい場合もあります。

 基本的には、予定のチェックイン時間をあらかじめ伝えておけば、その時間にはホストが宿泊先で待っていてくれて、ピンポーンと押すと出迎えてくれるパターン(ホスト本人との対面チェックイン)が多いかと思います。(蛇足ですが、ホストは宿泊先の物件には住んでいない(その近くの別の建物に住んでいる)という場合も結構あります。)そこで鍵を受け取り、基本的な説明(部屋の場所、トイレやシャワーの場所、台所の使い方、戸締りの仕方など)を受けます。ただ、これ以外のパターンもあるかと思いますので、不明な場合は、詳細をホストと連絡を取り合って確認しておくと安心です。

③空港や中央駅などから宿泊先へのアクセス方法

 アクセス方法は、ぶっちゃけGoogleMapで確認するのが一番早いと思いますが、予約成立時の予約情報のところに一般的なことは書いてあることも多いので、合わせて読んでおくとよいです。それでも更に質問などがあれば、ホストに連絡して、聞いてみるとよいと思います。

④宿泊先周辺の情報

 宿泊先の周りにスーパーやドラッグストアはあるのか、カフェなど簡単な食事を取れる場所があるか、など気になる方は、ホストに聞いておきましょう。

 

4. 現地での利用方法:到着・チェックインからチェックアウトまで

上述の「②チェックイン方法」と重複しますが、あらためて到着からの流れを整理します。

①現地到着

②空港・駅から宿泊先へ移動

 (→旅行先が都市であれば、GoogleMapなどで検索が早くてオススメ)

 ・公共交通機関(電車、バス、トラムなど)

 ・タクシー

 ・UBERなど相乗りサービス利用

③宿泊先チェックイン

対面チェックインの場合、あらかじめ伝えておいたチェックイン時間に、ホスト(かその代理人)が宿泊先で待っていてくれるはずなので、玄関をピンポーンと押すと出迎えてくれます。

簡単な挨拶(こんにちは、と言って名前を名乗る程度でOK)をして、ホストの案内で泊まる部屋に向かい荷物を置きます。

次に、建物内の設備(主にトイレ、シャワー、台所)を説明してくれます。(お湯の出し方も確認!冷蔵庫を使えるのか、水道水は飲めるのか、など合わせて確認します。)

それから、鍵を受け取り、玄関などの施錠・開錠の方法について説明を受けます(ホストの目の前で、自分でも施錠・開錠を試した方がよいです!鍵のかけ方などが特殊で、慣れないとうまく開けられない場合などあるため。)

最後に、質問などないか聞かれると思いますので、小さなことも含めて気になることは聞いておきます。(例えば、宿泊先周辺情報(お店、カフェ、食事処など)、治安の悪い場所・通りはないか、帰宅時間など気をつけるべきことはないか、など)。

一連の説明が終わったら、鍵を受け取って、手荷物を持って、いざ観光へ出発!

④滞在

宿泊先それぞれでルールがあるので、そのルールの範囲内で、好きな時間に帰って、シャワーを浴び、就寝。次の日に備えます。

滞在中、新たな質問などが出てくれば、ホストが近くにいれば直接聞いてもよいですし、会う機会がなければ、Airbnbのメッセージ機能で連絡をとります。チェックアウト方法も事前に確認しておく必要があります。

⑤チェックアウト

基本的には、荷物をパッキングし、部屋を多少片付けて、チェックアウト方法に則って鍵を返し、宿泊先を出て行くだけで、チェックアウト完了です。

ホストが家にいる場合は、さよならーと声をかけて出て行ってもよいかと思います。

 

5. チェックアウトの後:レビューについて

チェックアウト後は、Airbnbのページ(アプリ)上で宿泊先のレビューを求められます。

5分もあればできますが、いつでも時間が余った時にやれば大丈夫です。

宿泊先の清潔さや、ホストとのコミュニケーション(説明は明確・正確か)、ホスピタリティ、などなどいくつかの項目で5つ星形式の評価をした後で、レビューを書き込みます。次の宿泊者の参考になるよう、「よかった」だけではなく、何がよかったのか、実際に泊まってみたとき、掲載写真と比べてどうだったか、など具体的な内容を書くように、私は心がけています。

自分がレビューを終えると、ホスト側からの自分の評価も読むことができるようになります。

 

6. まとめ

 結論として、Airbnbはホテルの代わりとしてもかなりオススメできます!

 女性ひとりでも、しっかり宿泊先を選んでもらえれば、安心して宿泊できると思います。(私は既に何度も一人で利用しています。)

 やはりホテルとは違って、常時スタッフがいるわけでもないですし、事前のコミュニケーションなど多少の面倒さはあるかもしれませんが、料金を考えると、妥当という以上にお得感があるのではないでしょうか。

 もちろん、最終的には全て自己責任となりますので、その前提になりますが、Airbnb利用してみようかな、という方に参考になっていれば幸いです。

★フレンチポップス★ Joyce Jonathan

フランス語の歌で何度も聞きたくなるような爽やかな感じの曲を探してYouTubeをさまよっていたところ、私好みの素敵なシンガーを見つけました!

 

Joyce Jonathan

 

という現在28歳のフレンチポップスの歌手です。

 

ざっくり曲の特徴をいうと、

  • ポップス
  • 明るい、爽やかな曲調
  • 透き通った声の女性シンガー 

といったところでしょうか。

日本人歌手でいうと、miwa さんとかYUIさんのような声、雰囲気です。

 

さっそくお気に入りの曲を3曲紹介します!!!

 

 

① Ça Ira 

(2013年 発表)

タイトルの"Ça Ira"は、英語で it will be fine

恋のはじまりを「きっとうまくいく」と歌っている歌です。

声、曲調、リズムに加えて、PVもとても可愛らしい感じに仕上がっています。

 デート相手役でいろんなタイプの男の人が出てくるので、それも楽しめます★ 


Joyce Jonathan - Ça Ira

 

 ② Caractère

(2013年 発表)

タイトルは、キャラクター、性格 ということで、

自分の性格への悩みを歌った歌です。

といっても、曲調は暗い感じではなく、軽快なリズムに乗せて歌っています。


Joyce Jonathan - Caractère

 

③ Je ne sais pas

(2010年 発表)

タイトルはI don't know 分からない という意味で

揺れ動く恋心を歌っています。

PVも本人がギターを弾きながら出演してますが、

ますますYUIとかmiwaとか、そんな雰囲気ありますねー!


Joyce Jonathan - Je ne sais pas (Clip officiel)

 

 

他にも、雰囲気の良い曲を探して、またご紹介できればと思います!

 

いなかもん が世界を目指して奮闘する記録〜自己紹介〜

f:id:himawarimusic:20180813000233j:plain

まさか自分がブログを始める日が来ようとは思ってもみませんでした。

 

ド田舎から東京に出てきて早10年。

生きていくのは決して楽じゃないけど、うまくいかないことの方が多いけど

それでも努力は決して無駄にならない

と信じて頑張っていると、いいことも確かにある

 

 

これまで(そしてこれからも)

試行錯誤しながら 学んできたことを

同じ興味を持つ方々とシェアできたら

 

そんな想いからブログ始めてみることにしました。

 

主に

  • 留学
  • 海外 女子ひとり旅
  • 英語習得法
  • フランス語学習

などについて書いていこうと思います。

 

よろしくお願いします。