Airbnb ー海外女子ひとり旅での利用

仕事の夏期休暇を利用して、ほぼ1年ぶりの日本脱出。今年は、ずっと行ってみたかったプラハ、ウィーン、そして友人を訪ねてブダペストに行ってきました。

各地での宿泊はAirbnbを利用。最近の海外旅行では、友人宅に泊まる場合を除いて、もっぱらAirbnbを使っています。

日本でも民泊の関連法が整備されて、ニュースになっていましたが、欧米の都市では物件も充実しており、個人的にはもはや割高なホテルを利用する理由があまり見出せなくなっています(理由は、後述の通り、安いのに十分快適だから!です)。

といっても、海外女子ひとり旅での利用には不安を感じる方もいらっしゃるかと思うので、実際に利用した身としてレポートしたいと思います。

 

 0. はじめに(宿泊先に求める条件)

 みなさんが旅行での宿泊先に求めるものは何でしょうか。人それぞれこだわりあるかと思いますが、共通するものとして、コスパは重要なポイントではないでしょうか。

 もちろん高級ホテルに泊まれば、ゴージャスなお部屋で気分も上がるし、何一つ不自由なく過ごせるかもしれません。しかし、ただでさえ、お金がかかる海外旅行。コストを抑えられるところはなるべく抑えていきたい、という考えの方も多いと思います。

 でも、ただ安ければよい、というわけにもいかなかったりします。やはり譲れないポイントがある方は多いですよね。私的に、そのポイントは以下の3点です。

①清潔で掃除が行き届いている

 部屋はもちろんのこと、水回りがキレイに掃除されているか、は海外旅行では特に結構ポイントだと思います。ホテルやホステルなどでも格安のところは、こうした最低限のクオリティが保証されているとも限りませんし、もはやAirbnbで一般の居住用アパートなどに泊まるとなると、なおさらしっかりチェックしたいポイントです。

 なお、旅行先にもよりますが、特に安宿に泊まる場合は、「お湯が出るか」ということもしっかりチェックした方がよいかもしれません。わたしは10年ほど前、ヨーロッパ各地を旅行していた際にホステルに泊まっていましたが、お湯が出ないところがあって、真冬の就寝前に凍えながらシャワーを浴びた記憶があります。。。

②安心・安全

 Airbnbなどの民泊では特に、個人宅などに宿泊することになるので、本当に安全なのかという点は、すごく気になりますよね。ホストはある程度信頼できる人なのか。宿泊中の自分の安全は確保できるのか、安心して眠れるのか。かなり重要なポイントです。

③ロケーション

 観光目的の旅行の場合、宿泊先が観光スポットから遠すぎると移動に時間もお金もかかるため、効率的とは言えません。

 やはり都市中心部は、観光スポットがまとまっていたり、交通の便もよいため、ロケーションとしては魅力的なのですが、その分、宿泊代が高めに設定されていたりします。

 中心部から少し離れた場所を選ぶ場合は、中心部への移動(地下鉄、バス、トラムなどの場合、中心部までの移動距離、移動時間、料金など)も考慮した方がよいでしょう。また、公共交通機関をメインの移動手段とする場合は、宿泊先と最寄り駅との距離もポイントです。

 

こうしたポイントを押さえている宿泊先をAirbnbでどうやって効率的に探すのか。

わたしの探し方をご紹介します!

※筆者はこれまでに、サンフランシスコ、シアトル、プラハ、ウィーン、ブダペスト、チェスキークロムルフ(チェコ)でAirbnbを利用して宿泊しています(全てひとりで利用)。  

 

1. Airbnbでの物件(宿泊先)の探し方:スーパーホスト

ズバリ結論から言います →「スーパーホスト」に絞って探すのがオススメです(特にAirbnb初心者の方)✨

www.airbnb.jp

 詳しくは上のリンク先読んでいただければ分かりますが、

 要は、過去の利用者からのレビュー評価が高くAirbnbホストとして相当の実績がある方が認定されています。

 Airbnbでの予約の際は、みなさんレビューを読んで決めることが多いと思いますが、スーパーホストから選ぶと、評価が高いホストの中から選べるので、効率的に探すことができます。

 今回、私は10日間の旅で4つの宿泊先に泊まりましたが、いずれもスーパーホストから選びました。やはり実績があり評価も高いだけあって、3つのポイント(①清潔で掃除が行き届いている、②安心・安全、③ロケーション)がしっかりクリアできていました。素朴な普通のお部屋だったりしますが、綺麗好きと言われる日本人から見ても十分にキレイで、寝心地もよく、騒がしさもなく、快適に過ごせました。

 今回、異なる宿泊先で共通して感じたのは、スーパーホストの場合、よい意味でホストすることに慣れているため、非常に安定感があり、安心できるということです。客を泊めるという意識があるので、旅行者が必要な情報を押さえていて、事前に明確に必要な説明がなされますし、アメニティ(シャンプーやドライヤーなど)もしっかり揃えてありました。

 

 今回の旅行先(特にブダペスト)は、物価が安めだったということもありますが、ホテルより随分安く、1泊3,500円〜宿泊できました。この値段で普通に快適に過ごせますので、かなりのお得感です。

チェコのチェスキークロムルフでは1泊7000円程度のところに泊まりましたが、これはAirbnbに掲載されていながらペンションで、部屋も広いし、ベッドも大きく、中心街のど真ん中にあるような物件でした。)

 

2. 言語の問題

Airbnbに限らず、海外旅行における様々な場面で言えることですが、添乗員ありのツアー利用や英語ができる友達と旅行するのではなく、ひとり旅をするからには、英語はほぼ必須かと思います。

やはり海外では日本語を喋る人も限られていますし、そもそも情報量が全く違います。

逆にいうと、各国の言語が喋れなくても、英語さえ理解できれば、都市部の観光は問題なく乗り切れることが多いです(旅行先によって、全く英語を喋る人がいないような国に行くと厳しいかもしれませんが)。看板なども英語併記の場合が多いですし、インターネットサイトなどでの情報収集も、観光先でのガイドなども、英語の案内がないことの方が珍しいかと思います。店員さんとのコミュニケーションも、英語さえ分かれば多くの場合乗り切れます。

というわけで、Airbnbの利用に際しても、海外での宿泊利用の場合は、英語(もしくは旅行先の第一言語)を使うことを前提に、お話しします。

 

3. 予約から当日まで:ホストとの連絡

 予約方法が説明されているサイトは他にもたくさんありますので、ここでは省略して、予約後〜現地到着までの利用方法を紹介します。

 予約ができたら、Airbnbサイト上でホストと連絡が取れる(メッセージできる)ようになります。予約する際に「観光で◯日間、その都市に行くきます。泊めてもらうの楽しみにしてます。」程度のメッセージを送っておけば、先方が知りたいこと(到着時間など)があれば聞いてくるので、それに返信する程度で基本的には大丈夫です。

必要に応じて連絡を取ればよいのですが、わたしの場合、主にこんなことを連絡しています。

①自分の到着時間、チェックイン時間

 自分が旅行先の都市に到着するのは何時頃か、そこから宿泊先に到着するのは何時頃の予定かを伝えます。

 例えば、都市到着が12時、チェックイン時間が17時〜だとすると、チェックイン時間まで間が空くことになります。今回のわたしの旅行では、このパターンが2回あったのですが、1つ目は到着が週末だったため、仕事が休みなのでいつでもチェックイン可能だと言われ、通常のチェックイン開始時間の前にチェックインできました。2つ目は、チェックイン時間まで、どこに荷物を預ければよいか相談し、手荷物預かり所みたいなところを紹介してもらいました(ちなみにブダペストで1時間1ユーロ)。

②チェックイン方法

 どうやって鍵を受け取り、建物内に入ればよいか、ということを確認しておく必要があります。予約成立時の予約情報のところに一般的なことは書いてあったりしますが、詳細は連絡を取り合った方がよい場合もあります。

 基本的には、予定のチェックイン時間をあらかじめ伝えておけば、その時間にはホストが宿泊先で待っていてくれて、ピンポーンと押すと出迎えてくれるパターン(ホスト本人との対面チェックイン)が多いかと思います。(蛇足ですが、ホストは宿泊先の物件には住んでいない(その近くの別の建物に住んでいる)という場合も結構あります。)そこで鍵を受け取り、基本的な説明(部屋の場所、トイレやシャワーの場所、台所の使い方、戸締りの仕方など)を受けます。ただ、これ以外のパターンもあるかと思いますので、不明な場合は、詳細をホストと連絡を取り合って確認しておくと安心です。

③空港や中央駅などから宿泊先へのアクセス方法

 アクセス方法は、ぶっちゃけGoogleMapで確認するのが一番早いと思いますが、予約成立時の予約情報のところに一般的なことは書いてあることも多いので、合わせて読んでおくとよいです。それでも更に質問などがあれば、ホストに連絡して、聞いてみるとよいと思います。

④宿泊先周辺の情報

 宿泊先の周りにスーパーやドラッグストアはあるのか、カフェなど簡単な食事を取れる場所があるか、など気になる方は、ホストに聞いておきましょう。

 

4. 現地での利用方法:到着・チェックインからチェックアウトまで

上述の「②チェックイン方法」と重複しますが、あらためて到着からの流れを整理します。

①現地到着

②空港・駅から宿泊先へ移動

 (→旅行先が都市であれば、GoogleMapなどで検索が早くてオススメ)

 ・公共交通機関(電車、バス、トラムなど)

 ・タクシー

 ・UBERなど相乗りサービス利用

③宿泊先チェックイン

対面チェックインの場合、あらかじめ伝えておいたチェックイン時間に、ホスト(かその代理人)が宿泊先で待っていてくれるはずなので、玄関をピンポーンと押すと出迎えてくれます。

簡単な挨拶(こんにちは、と言って名前を名乗る程度でOK)をして、ホストの案内で泊まる部屋に向かい荷物を置きます。

次に、建物内の設備(主にトイレ、シャワー、台所)を説明してくれます。(お湯の出し方も確認!冷蔵庫を使えるのか、水道水は飲めるのか、など合わせて確認します。)

それから、鍵を受け取り、玄関などの施錠・開錠の方法について説明を受けます(ホストの目の前で、自分でも施錠・開錠を試した方がよいです!鍵のかけ方などが特殊で、慣れないとうまく開けられない場合などあるため。)

最後に、質問などないか聞かれると思いますので、小さなことも含めて気になることは聞いておきます。(例えば、宿泊先周辺情報(お店、カフェ、食事処など)、治安の悪い場所・通りはないか、帰宅時間など気をつけるべきことはないか、など)。

一連の説明が終わったら、鍵を受け取って、手荷物を持って、いざ観光へ出発!

④滞在

宿泊先それぞれでルールがあるので、そのルールの範囲内で、好きな時間に帰って、シャワーを浴び、就寝。次の日に備えます。

滞在中、新たな質問などが出てくれば、ホストが近くにいれば直接聞いてもよいですし、会う機会がなければ、Airbnbのメッセージ機能で連絡をとります。チェックアウト方法も事前に確認しておく必要があります。

⑤チェックアウト

基本的には、荷物をパッキングし、部屋を多少片付けて、チェックアウト方法に則って鍵を返し、宿泊先を出て行くだけで、チェックアウト完了です。

ホストが家にいる場合は、さよならーと声をかけて出て行ってもよいかと思います。

 

5. チェックアウトの後:レビューについて

チェックアウト後は、Airbnbのページ(アプリ)上で宿泊先のレビューを求められます。

5分もあればできますが、いつでも時間が余った時にやれば大丈夫です。

宿泊先の清潔さや、ホストとのコミュニケーション(説明は明確・正確か)、ホスピタリティ、などなどいくつかの項目で5つ星形式の評価をした後で、レビューを書き込みます。次の宿泊者の参考になるよう、「よかった」だけではなく、何がよかったのか、実際に泊まってみたとき、掲載写真と比べてどうだったか、など具体的な内容を書くように、私は心がけています。

自分がレビューを終えると、ホスト側からの自分の評価も読むことができるようになります。

 

6. まとめ

 結論として、Airbnbはホテルの代わりとしてもかなりオススメできます!

 女性ひとりでも、しっかり宿泊先を選んでもらえれば、安心して宿泊できると思います。(私は既に何度も一人で利用しています。)

 やはりホテルとは違って、常時スタッフがいるわけでもないですし、事前のコミュニケーションなど多少の面倒さはあるかもしれませんが、料金を考えると、妥当という以上にお得感があるのではないでしょうか。

 もちろん、最終的には全て自己責任となりますので、その前提になりますが、Airbnb利用してみようかな、という方に参考になっていれば幸いです。